2016年8月、突然複視になって、色々試した結果、約2ヶ月半後の2016年10月に治った。
治らないと思っていたのに治ったので、その時に行ったこと(無駄だったこと、効果があったと思うこと)、今後もしまた突然複視になったらやるであろうことを記録しておく。
複視になったきっかけ
結論から言うと、疲労とストレス。
2016年7月に、病院で妻が長男を出産するが、立ち会い出産のため、自分も病院に行き妻のヘルプをした。22時間の予想外に長い陣痛と戦い、徹夜をし、朝の5時に生まれた。それまでつきっきりでヘルプをしていた。
妻と生まれた子供はその後、入院。自分は子供が生まれた後、7時頃家に帰宅し、心も体もヘトヘトだが安心して仮眠を取った。起きたのは午後だったが、その時に体がおかしくなっていた。
- 起き上がったときにめまいがする。(めまいでコケた。最初は嘔吐も。)
- しばらく経つまで気づかなかったが、4m以上離れたものが2重に見える。(上下ではなく左右にずれて見える。)4m未満離れたものは普通に見える。ネットで調べたら「複視」が一番近い症状だった。
疲労がかなり溜まっていた模様。妻たちも入院しているため、1週間休暇を取り、体を休めたり病院に行ったりするが、結局複視だけは治らず、そのまま仕事に復帰する(パソコン作業には支障がない)。
複視の症状
具体的には、複視には次のような症状があった。
- 遠くにあるものが2重に見える。
- 遠くにあるものほど、ズレ幅が広がる。
- 4m以内にあるものは普通に見える。
- 片目で見るとクリアに見える。
生活に対しては次のような不便があった。
- テレビが普通に見れない。(片目なら見れるが疲れる。)
- 遠くの文字を読むときは片目で見る。
- 歩くときはたまに片目で見たりして気をつける。
- 自転車はかなりゆっくり走るなら乗れるが、交差点を渡るとき等は危ない。
- 車の運転は1回だけ病院まで行ってみたが、距離感が分かりづらいため危険でやめた。
- 駅で電車を待つときは、なるべくホームの真ん中に立つ。これも距離感が分かりづらいため、乗るとき以外は近づかない。
- パソコンのモニターは普通に見れる。(近いため。)
治すために行ったこと
色々行ったが、効果が全くないと感じたこと、効果があると個人的に感じたことを書いておく。
鍼、お灸は効果あり
一番期待していなかったが、結局一番効果があったと思うのが鍼とお灸。
鍼により体の緊張、目の周りの緊張がほぐれ、血行が改善し、体を正常に戻してくれる。治療を受けている最中も横になっているためリラックスすることができて、目を休める機会にもなった。
治る1ヶ月半前から5回、鍼とお灸の治療を受けた。東洋医学の凄さをこのとき実感した。
眉毛のストレッチは効果あり
鍼の先生に進められたストレッチ。
- 眉毛の筋肉で眉毛を軽く上に上げる。(力を入れすぎず軽く。)
- 力を抜いて眉毛を元に戻す。
これを10回繰り返すのを1セットとし、1日に適当に数セット任意の時間に行う。(ただし人が見ていないところでやらないと、変な人と思われる。)
個人的な解釈だが、疲れると無意識に眉間にシワを寄せたりする癖があり、眼球を動かす筋肉が緊張してしまうため、ストレッチしてリセットさせてあげる効果がある。実際やってみると、自分の場合はかなり目が楽になる。目の周りの血行も良くなっている気がする。
内科や脳外科は全く効果なし
最初は複視以外の症状もあったため(めまいなど)、内科や脳外科にも行ったが、全く効果がなかった。
レントゲンまで撮ったが、脳に異常がみれないことは分かった。
眼科は効果なし
小さな眼科はそもそも何もできない。経過観察するしかできない。
お茶の水・井上眼科クリニックという、ちょっと大きめの眼科クリニックにも行ってみた。最先端の機械があって、色々な検査をしたが、結果的には何も改善しなかった。
複視のズレを計測したりしたが、何の判断に影響したかは不明。CTスキャンもしたが、異常は見つからなかった。先生の声を聞いて、多少の安心感は得られたかもしれない。
また複視(斜視)になったらどうするか
また突然複視になったら、次のように対応する。
- 目をなるべく休める。
- 上に書いた眉毛のストレッチを定期的にする。
- てこ上げとして、鍼やお灸で神経や血行を正常に戻す。
言い換えると、薬や手術等で治すのではなく、自分で治すしか無い。そして治すのに数ヶ月掛かることは覚悟する。
鍼の先生に聞いた話だと、ほとんどの人は、生まれたとき、最初から眼球でまっすぐ見ることができるわけではなく、眼球を動かす筋肉のおかげでまっすぐ見ることができる。その筋肉が突然機能しなくなるのが、突然の複視・斜視につながる。
個人的な解釈だが、突然機能しなくなった筋肉が、無意識な神経の疲れで動かない又は血行が悪くて回復できない等の理由であれば、それらを改善する手段である上の対応に効果あることは説明がつくと思う。